ソウル市の江南区新沙洞はセンス溢れるトレンドエリア。大通りのランドマークでもあるアートコンプレックス“HORIM ART CENTER”内に新たなビストロが完成。これは韓国某乳飲料会社が展開する新業態で、フラッグシップショップとなることを目指した。
アート関係者が集うコミュニティとして、いつまでもいたいと思える居心地のよいビストロをイメージし、空間やマテリアルにも趣向を凝らしている。絹のような光沢と透明感を併せもった韓国の伝統的な紙「韓紙」を、壁面に凹凸で市松模様に張り巡らせ演出。職人の繊細な手仕事により貼られた韓紙は、照明によって絶妙なグラデーションを生み出している。建築化照明による柔らかい光と、ブラックステンレスやローズウッドなどの強度のある素材を対比させたモダンでシックな印象の空間は、 George Nakashimaのウッドチェアとも絶妙なバランスで共存している。